京都市の学校給食で出ていた「白い粒々がまぶしてある小魚のおやつ」をご存じでしょうか?

PXL_20220602_041605227

調べてみると他府県でも一部学校給食に採用されているようですが、どこにも売っていない学校給食以外で食べたという記録がない「幻の小魚おつまみ」なのです。

私は、この「幻の小魚おつまみ」が大好きでした。今回なんとか手に入れようと頑張ってみました。

◆「幻の小魚おつまみ」の特徴
・白い粒々が小魚全体にまぶしてある。(思い入れのない人たちは、よくあるアーモンド小魚のような物を指し示すのですが、断じて違います。)

・乾燥した2~3センチ前後の小魚でそのまま食べる。

・10センチ四方ぐらいの青いパッケージに入っていた。

・甘辛い味


◆記憶を頼りに調べてみた結果
・ツイッターで画像をあげている人を発見して、「カルフィッシュ」という商品名であることにたどり着きました。そこに製造元らしき「かね七株式会社」の文字も確認しました。


・かね七株式会社は富山の海産乾物のお店でしたが、HP上にカルフィッシュの記載は発見できませんでした。



・「カルフィッシュ」の名前をもとにネット検索をかけてみると販売元が「日本糧食」であることを発見しました。






▼「日本糧食」さんにメールで問い合わせてみた結果
・確かに京都市の学校給食に採用されていること、また現在も京都市の学校給食に供給していることがわかりました。

・学校給食専門業者への卸しのみで、オンラインショップを含めた一般販売はしていないこともわかりました。

・購入の道は絶たれましたが、あの時の給食の小魚は間違いなく「カルフィッシュ」だったという事は特定できました。

・日本糧食さんのHPに記載してあるカルフィッシュの説明「片口イワシの稚魚を乾燥させ、ほんのり甘く味付けしました。米粉をまぶしています。」を頼りにもう少し調べてみることにしました。


▼ついに「それらしき物」にたどり着いた
・小魚、おつまみ、米粉で検索すると小魚に米粉をまぶしたフライのレシピばっかりヒットするなか、1件だけ「それらしき物」がありました。

・富山県にある株式会社堀与さんのオンラインショップにある「カルシウム小魚」でした。

・説明文があり「ちいさな煮干、小えび、カレイに米粉をまぶしてある、少し甘めのおつまみ。カルシウムたっぷり!」。これは原材料が一致します。

・なにより画像が、私の記憶にある「カルフィッシュ」そのものでした。

▼オンラインショップで購入してみた結果
・まさしくあの頃食べた「白い粒々をまぶした甘辛い小魚」そのものでした。
PXL_20220602_041515202

PXL_20220602_041559912

・実物のカルフィッシュが手に入らない以上、比較検討できないので断定はできませんがほぼ間違いないと思います。

・懐かしいと思う方は一度試してみてください。

カルシウム小魚販売ページ





◆堀与のカルシウム小魚が実物に近いと思う理由
・白い粒々をまぶした小魚という形状は完全に一致すること。

・カルフィッシュと材料が一致すること。(カタクチイワシ、米粉)

・カルフィッシュの製造元と同じ富山県の会社が作っていること。


・食べだしたらウマ過ぎて止まらない中毒性も同じでした。